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Author:ヒゲ
会社員の傍ら、真珠母貝や夜光貝を用いたアクセサリーの制作をしています。
主にその制作にかかわる日記を発信していくつもりです。

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まとめ

白蝶貝ペンダント2種

久しぶりに、丸ごとのパール磨きから離れ、白蝶貝のティアドロップ
ペンダント2種類です。
大きめのほうは縦約30mm、最大幅約20mm、小さめのほうは
15mmの10mmほど。

白蝶貝ペンダント20・21-1

どちらも付けたり外したりが楽なマグネットクラスプ仕様です。

マグネットクラスプ-1マグネットクラスプ-3



大きめのこちらは、表も裏も貝独特の模様が浮き出てくれました。
暗く撮影した方で模様がはっきりわかると思います。

白蝶貝ペンダント20-1白蝶貝ペンダント20-2白蝶貝ペンダント20-3
白蝶貝ペンダント20-4白蝶貝ペンダント20-5


こちらは小振りな方です。
表側(シェルの外側)はあまり模様が出てくれませんでした。
シェルの内側である裏面には、細かい模様が出ているのがわかります。
表側は真珠層までたどりつかない限り、表面に模様が出てくれるのか
それとも表情に乏しい状態なのか、全くわかりません。
表情が乏しいとは言っても真珠層ですから、当然ながら輝きはきちんと
出てくれるのですが。

白蝶貝ペンダント21-1
白蝶貝ペンダント21-2
白蝶貝ペンダント21-3
白蝶貝ペンダント21-4
白蝶貝ペンダント21-5


制作意欲はあっても、土日だけのウィークエンドクラフトマンにとっては、
時間が全然足りません。

tag : 白蝶貝

チョウセンサザエの丸ごとパール磨き

このところ、丸ごとパール磨きが続いています。

今回は、チョウセンサザエという貝で、沖縄では重要な食用貝として
用いられ、単にサザエ、もしくはシマサザエなどと呼ばれます。
チョウセンサザエと言っても、特に朝鮮原産というわけでもなく、
「珍奇な」という程度の意味合いだそうです。

チョウセンサザエ原貝

殻はサザエよりも重厚で、明瞭な螺肋(らろく)があり、肋間の溝は
深いです。
石灰分を完全に落としていないため、少々わかりにくいですが、
殻色は緑褐色の地に褐色の細かい斑紋が散らばります。
 ※螺肋とは、成長の方向に生じる顕著な畝(うね)状の隆起線

夜光貝と同じく、表層の茶色の層を落とすと緑の層、その下には白い
石灰層があり、それを削り落すと真珠層が現れます。
光沢の色味は銀白系統の輝きではありますが、白蝶貝のように硬質の
ものではなく、サザエの仲間らしい、やわらかい輝きです。

チョウセンサザエ1-1チョウセンサザエ1-2
チョウセンサザエ1-3

チョウセンサザエ1-4
チョウセンサザエ1-5

チョウセンサザエ1-6
チョウセンサザエ1-7


巻貝を縦にカットすると、指輪やバングルなどが作り出せるのですが、
シェル自体が肉厚でなければ耐久性が低くなり、また希望のサイズを
作り出せるというわけでもないので、「サイズが合えばお買い得」と
いう状態になってしまいます。

磨き上げた畝上の部分は、光のラインが入ってとても美しいのです。
しかし、それほど大きくならない貝なので、曲面が強くペンダントなどの
アクセサリー素材としては向いていません。

いつかこのラインを生かしたデザインのアクセサリーを作り出して
みたいものです。

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タカセガイの丸ごとパール磨き

今回は、高級ボタンの材料になるタカセガイをまるごと磨きました。

タカセガイ(高瀬貝)はボタン材料や流通上の名称のようで、標準和名は
サラサバテイラ(更紗馬蹄螺)とか、サラサバテイと表記されます。
「螺」とは貝殻が渦巻き状をしている貝類、要は巻き貝のことです。
この貝の形が馬蹄に似ているため馬蹄螺、更紗は模様のある布という
ほどの意味合いです。

左の画像は磨く前の原貝の状態で、石灰分が付着しています。
この石灰分を落とすと、右の画像のような赤い縞模様が現れ、
この部分が「更紗」の名前の由来なのでしょう。
磨き上げる前に撮影していないので、左右の貝はそれぞれ別の貝です。

タカセガイ原貝1タカセガイ原貝2

食用で流通しているシッタカ貝の和名がバテイラで、日本海側で
オオコシダカガンガラ(大腰高岩殻)と呼ばれるものは、バテイラの
亜種とされています。
いずれも真珠層を成すため、食べ終わったものを磨き上げれば、
きれいなオブジェになります。

タカセガイによく似た貝で「ヒロセガイ(広瀬貝)」という貝もあり、
こちらもボタンの材料になります。
標準和名は「ギンタカハマ(銀高浜)」といいます。

これらの貝は、円錐形で表面に凹凸が少ないので、根気さえあれば
手作業でもパール磨き仕上げはできますが、力の抜き方をうまく
やらないと、1つ出来上がる頃には立派に腱鞘炎になってしまいます。
ちょっとやってみたい、ということならば、薬品(トイレ用の洗剤で塩酸
成分を含むもの(サンポール、ネオナイスなど)を使用し、表層を
溶かして真珠層を露出させるのが効率的です。
この方法は、希釈されているとはいえ塩酸によって貝殻表面の
石灰分や、貝殻の主成分である蛋白質を溶かすという作業ですので、
その方法について十分に情報を
収集してから、危険性を認識したうえで行う必要があります。

で、今回の作品ですが、サイズは高さ約60mm、底面の径が約60mmと
小ぶりのものです。
古くから高級ボタンの素材とされてきただけあって、しっかりと磨き上げる
ことで、透明感のある光沢が出てきます。
やはり巻貝なので、アクセサリー素材としての板材には使いにくく、
このままオブジェとして飾っておくのがよさそうです。






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