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Author:ヒゲ
会社員の傍ら、真珠母貝や夜光貝を用いたアクセサリーの制作をしています。
主にその制作にかかわる日記を発信していくつもりです。

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まとめ

マベ貝+パウアシェルのペンダントトップ

昨日もインレイに挑戦し、ベースをマベ貝で試しました。

製図用テンプレートの楕円を利用し、ベースのマベ貝のカーブに
なるべく近い部分を切り出したパウア。
これを埋め込むべく、表面から彫り込んでいったわけですが、やはり
薄いマベ貝、裏から見ると透けて見えるほど。
幸い、パウアの裏側もグリーンとブルーのグラデーションが美しく、
裏側もペンダントとして使えそうな色合いだったので、ベースを
貫通させ、両面仕様のペンダントトップにすることができました。

表側のパウアは、中心を境に、右下は角度によってピンクの輝きが
出る部分、左上はブルーからグリーンのグラデーションが見えます。
右下が思ったほど輝きが出てくれなかったのが残念です。

また、左端に虫食いの穴があること、パウアに比べベースが少々
大きすぎ、バランスが良くない気がします。
周囲を削り込んで、小ぶりなサイズにモデファイする方が
よさそうですね。

こちらが表面。

マベ貝+パウア1-1
マベ貝+パウア1-2
マベ貝+パウア1-3


こちらは裏面。

マベ貝+パウア1-4
マベ貝+パウア1-5


パウアやメキシコアワビなどは、派手すぎるかなと敬遠して
きたのですが、インレイとして埋め込むと白蝶やマベに華やぎを
プラスしてくれます。
白蝶だけのペンダントは、シェル自身の持つ模様がしっかりと
出てきてくれなければ、やや平板に見えるので、フォルムで遊ぶか、
彫り込みをするしかないのですが、彫り込みの効果もマベほどは
ないように思えるので、本気でパウアやメキシコアワビなどを
探してみようかと思います。

ただ、高いんですよね、この子たち。

白蝶貝+パウアシェルのインレイペンダントトップ2点

今日の製作は、先日、江ノ電江ノ島駅前のすばな通り商店街にある、
シェル・カワムラで購入したパウアシェルを白蝶貝に埋め込んで
ペンダントトップを。

パウアシェルは、ニュージーランドアワビとかヘリトリアワビとも
呼ばれるもので、グリーンとブルーがとてもきれいなシェルです。
ピンクが出るメキシコアワビもきれいですが、ブルー好きとしては
パウアシェルの勝ちです。

ニュージーランドの先住民、マオリ族は宝石や魔除けとして
この貝を身につけます。
ニュージーランドに行かれた方は、みやげ物として販売されて
いるものを見たことがあるでしょう。
干潮の磯で割と簡単に見つかるそうですが、採取にはサイズや数の
厳しい制限があり、原貝の海外持ち出しは禁じられています。
加工して磨き上げたものだけが、海外に持ち出しできるそうです。

今回は、白蝶貝にパウアシェルを埋め込む、インレイ(象嵌)技法に
初挑戦してみましたが、なかなか難しいです。
できる限り、埋め込むパウアと白蝶貝の埋め込まれる部分のサイズを
ぴったり合わせなければならないわけですが、レーザー彫刻機などが
あるわけでもなし、製図用の楕円のテンプレートを使用して、素材に
マーキングをして削りだすという作業。
マーキングどおりに削っていても、いざ合わせてみると微妙に
嵌りません。
後は少しずつ削っては合わせを繰り返す、現物合わせです。

そして問題は接着剤です。
我が家にある、瞬間接着剤とスーパー多用途接着剤を使用して
みましたが、どこまで衝撃に耐えられるのかは未知数です。
二液性の接着剤も検討しなければ。

今回制作したものは2点。
1点は白蝶の裏表にパウアを嵌め込みました。
白蝶の硬質な輝きをフレームとして、パウアの複雑な模様が
浮き上がります。
少々傷が多い個体なのが残念です。

白蝶貝+パウア1-1
白蝶貝+パウア1-2
白蝶貝+パウア1-3


こちらは反対側。
白蝶の模様が出てくれたので、そのまま活かしています。

白蝶貝+パウア1-4
白蝶貝+パウア1-5
白蝶貝+パウア1-6


こちらは、会社の同僚の女性へのお祝い。
未就学のお子さん二人を育て、家事をこなしながら、業界では
難試験で有名なTESという資格を、挑戦初回で一発合格。
お見事としか言いようがありません。
そんな彼女にお疲れさまとおめでとうを込めてプレゼントします。


そして2点目は、やや小振りですが、裏表ともにパウアを
嵌め込みました。

白蝶貝+パウア2-1
白蝶貝+パウア2-2
白蝶貝+パウア2-3


こちらの面は、埋め込んだパウアが少々大きめです。

白蝶貝+パウア2-4
白蝶貝+パウア2-5
白蝶貝+パウア2-6


パウアシェルは殻が薄いため、削り込んで平面にすることが難しく、
埋め込まれる部分を彫り込んで調整する必要があります。
数をこなせばスキルも上がっていくでしょうが、なかなかに
遠い道のりですね。

新しい相棒

最近、シェルを削るリューターのパワー不足を感じていました。
使用機種は、東洋アソシエイツの、ミスターマイスターという
シリーズの中のHP-200というリューターです。
メーカー希望小売価格 36000円で、無段変速 0~35,000 min、
高負荷によるモーターの焼き付きを防止する、オーバーロード回路
内蔵、芯ブレの少ないダブルベアリング搭載、フットスイッチを
標準で付属と、値段の割に高機能なものです。

シェルは非常に硬く、ダイヤモンドビットでなければ削ることが
できません。
削るためのトルクも必要で、ヘッドの大きなビットを使用すると、
すぐにオーバーロード機能が働き、停止してしまいます。

原貝から素材を制作するためには、切り出し、表面の石灰質を
剥いたり、真珠層を出すために表層を剥いたりと、結構な負担を
かける作業が多いのです。

そこで、以前から気になっていた、国産リューター最高峰である、
ナカニシのエスパート500を購入することにしました。

ナカニシ エスパート500
http://www.nsk-nakanishi.co.jp/industrial/mgt/espert500/

楽天スーパーセールのタイミングで、検索の結果、楽天内で最安値の
2店舗が候補に挙がり、それぞれに納期を確認しました。
A店は、約1カ月、B店は1~2か月とのことで、スーパーセール
内での決済が間に合わず、いったん購入を取りやめました。

その後、B店があちこちの仕入れ先に手を尽くして当たってくれた
らしく、納期が早まったこと、セール終了後ではありましたが、
セール価格での販売ができることなどを連絡してくれました。

顧客のために手を尽くしてくれたこと、スーパーセールと同額で
販売してくれるというその店の心意気に感じ、購入手続きをしました。
また、この店、取扱していないフットコントローラーも、他の製品で
購入申し込みしてくれれば、店舗側で変更手続きをしてくれて、
販売できるという、親身で柔軟な対応をしてくれました。
そして、購入手続き後、2日で発送の連絡があり、無事に納品
されました。
次の製作からは、トルクフルなモーターで効率よく研削作業ができます。
初代の相棒は引退させることなく、研磨専用マシンとして活躍して
もらうつもりです。

マベ貝フック12

今回はマベ貝で小ぶりのフックを制作。

天然ものが入手困難なマベ貝は、マベパールを養殖するための母貝を
入手しています。
2~3年程度で真珠を取り出すため、母貝は大きく育てず、
シェルも厚くなりません。
それでも蝶つがいの部分は厚みが出るのですが、今回使用した部位は
端寄りの部分であるため、1mm程度です。
薄い部分を使ってつくるフックは、サイズの割に軽く、シェルの端に
行くほど茶色の色味は濃くなり、グリーンやピンクの
イリデッセンスがきれいに出てくるので、薄くて軽くても、
いいフックができあがります。

マベ貝フック12-1
マベ貝フック12-2
マベ貝フック12-3



オーダー品の白蝶貝フックSサイズ

オーダーをいただいた、白蝶貝のフックを制作しました。
女性からのリクエストで、小ぶりのサイズ、シャープなデザイン、
トグル仕様、コードはミントグリーンかコバルトブルーという
指定でした。

できあがったフックは、縦約45mm、最大幅約25mm、コード長が
約43cmのミントグリーンです。
白蝶貝独特の模様はほとんど出ておらず、やや控えめな印象ですが、
厚みのある部分を使用しているので、小ぶりのふっくらした
フックができあがりました。

白蝶貝フック16-4
白蝶貝フック16-1
白蝶貝フック16-2
白蝶貝フック16-3

光の当たる角度を変えて撮影してみましたが、相変わらず素材の
良さが表現できていません。

実は、小ぶりのものほど削り込みが大変です。
デザインを起こすのは描くだけなのでいいのですが、小さな素材の
中でデザインを形にするには、スキルの問題もあって、思うような
ラインを削りだすことが難しいです。

フックをシェルで制作する場合、シェルの輝きを生かすことを
第一にすれば、表面は割と平面的になります。
貝殻の構造というのは積層で、正面から見たときに最も輝くわけで、
ボーンフックのように、削りこんだフックでは輝きが出る部分が
限られてくるのです。

かといって、あまりに平面的では、輝きはあってものっぺりした
印象になってしまうので、ふっくらした立体感を感じさせつつ、
素材独特の輝きも見られるような、そんな作品を作らなければ
なりません。
まだまだ修行が必要です。

思いどおりのラインを削りだすだけならば、スキルの問題なので、
数をこなしていけば恰好もつくでしょうが、輝きと立体感を持った
オリジナルのデザインを起こすこと、それを具現化するスキルを
高めることが最も重要な課題です。

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