昨日から削り出しにとりかかった白蝶貝フックが完成しました。
原貝の最も厚い部分は蝶番に近い部分で、その下には貝柱があります。
貝柱の部分は薄く、きれいな真珠層ができないため、そこを削り落すとさらに薄くなり、
外側の真珠層に期待するしかありません。
外側の表層を剥いていくと真珠層が現れてきますが、真珠層の表層は割とのっぺりしていて
自然の模様を出そうとするとさらに削っていく必要があります。
面積は大きいものの、薄い部分がさらに薄くなっていくわけで、あまりいい作品はできません。
それでも普通の人が見れば、それなりにきれいだと思ってもらえるはずではありますが。
今回のフックは、原貝の中でも最も厚い、蝶番付近から切り出した素材を使用しています。
縦約65ミリ、最大幅約35ミリ、厚みも8ミリほどあり、ボリューミーなフックができあがりました。
針部分の根本には自然の模様が浮き出ています。
夏も終わりですが、さわやかなミントグリーンを使用したコードと合せています。
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